地味な中にキラリと輝く鎌倉を再発見

源頼朝 鎌倉駅の東から東南の大町と呼ばれるエリアのお寺や神社をめぐろう。小さなお寺や神社が多く、見所ひとつひとつにかける時間はそれほど長くは必要としないところが多い。
住宅街の中に隠れている、さりげない名所めぐりなので華やかさはないが、時々意外な美しさにも出会う。鎌倉を見直すつもりで、ウォーキングに出かけてみよう。
観光という観点で言えば、ハイライトは安国論寺と妙法寺(苔寺)だ。とても美しく、情趣深いお寺なので、ぜひ見てほしい。
史跡に興味が薄い人は、横道へそれる妙本寺や大宝寺などを省略すると、歩くのが楽になると思う。

【アクセス】
鎌倉駅東口から大巧寺までは、約150m。そこから全行程1.5km〜2kmくらいの間に、数多くのお寺や神社が集まっています。数は少し多めです。 花やきれいな風景がお好きな方と史跡に興味がある方では違いますので、ご興味に合わせて取捨選択して歩くようにしてください。

※原則として、閉門の30分前までに入場してください。

【距離】
◆鎌倉駅ー大巧寺:約150m

大町周辺の略地図

【このコースと合わせやすい観光コース】
潮香る庶民の街のお寺と神社
(2コースを合わせるとやや広くてポイントも少し多いので、取捨選択してください。)

大巧寺

大巧寺

鎌倉駅から一番近いお寺

大巧寺(だいぎょうじ)は別名をおんめさまともいい、安産祈願のお寺として知られています。鎌倉駅のすぐ近くに位置し、東口のロータリーをわたって少し進めば目の前です。 境内にはさまざまな草木が植えられて味わいがあるので、鑑賞しながら西門から東門へ抜けます。

【観光情報】
拝観料◇境内無料
時間◇9:00〜17:00
見学に要する時間◇5分〜10分ほど
休日◇年中無休 TEL◇0467-22-0639

大巧寺のくわしい情報はこちら

◆大巧寺ー本覚寺:約200m

本覚寺

本覚寺

日蓮上人ゆかりの下町情緒のお寺

鎌倉時代、日蓮宗を興した日蓮上人は佐渡へ流されたあと、鎌倉へもどって本覚寺に滞在し、身延山へ上りました。のちに二世の日朝上人が本覚寺に日蓮の遺骨を分骨したため、本覚寺は東身延と呼ばれて信者の畏敬を受けてきました。 飾りの提灯のせいか、下町風の情緒がただよっています。

【観光情報】
拝観料◇境内無料
時間◇とくになし
見学に要する時間◇10分〜15分ほど
休日◇とくになし TEL◇0467-22-0490

◆本覚寺ー妙本寺:約250m

妙本寺

妙本寺

比企能員の屋敷跡に建つお寺

源頼朝の側近で、娘を第2代将軍、源頼家の妻として権勢をふるい、北条時政に忙殺された比企能員(ひきよしかず)の屋敷跡に建つお寺です。 比企一族の名に由来する比企ヶ谷の奥に位置し、周囲は深い緑に包まれています。 この観光コースでは一番大きなお寺です。

【観光情報】
拝観料◇境内無料
時間◇9:00〜16:00
見学に要する時間◇20分〜40分ほど
休日◇とくになし TEL◇0467-22-0777

◆妙本寺ー常栄寺:約300m

常栄寺

常栄寺

「ぼたもち寺」とも呼ばれる小さなお寺

日蓮が佐渡に流されると決まり、裸馬に乗せられて引きまわされていたとき、日蓮にぼたもちをさし出した女性が住んでいたことから、ぼたもち寺と呼ばれます。お寺というよりはお堂と言った方がよいくらい小さく、キュートです。

【観光情報】
拝観料◇境内無料
時間◇9:00〜17:00
見学に要する時間◇3分〜5分ほど
休日◇年中無休 TEL◇0467-22-4570

◆常栄寺ー八雲神社:約100m

八雲神社

八雲神社

京都の祇園社の分霊をまつる

八幡太郎と称された初期源氏の総大将、源義家の弟で新羅三郎と呼ばれた源義光が、東北の安倍氏を討つ戦いにおもむく途中、鎌倉に入ったら疫病がはやっていました。 そのため疫病退散の神である京都の祇園社(現在の八坂神社)から神霊を招いてまつったのに始まる、とされます。

【観光情報】
拝観料◇境内自由
時間◇とくになし
見学に要する時間◇5分〜10分ほど
休日◇年中無休 TEL◇0467-22-3347

◆八雲神社ー別願寺:約250m

別願寺

別願寺

鎌倉公方、足利持氏の墓がある

もとは真言宗でしたが、住職の公忍が一遍に帰依して時宗のお寺となりました。室町時代には鎌倉公方足利家の菩提寺のひとつとして栄えました。 今はわずかな敷地に簡素な建物が建っているだけですが、第4代鎌倉公方、足利持氏の墓があります。

【観光情報】
拝観料◇境内無料
時間◇とくになし
見学に要する時間◇5分〜10分ほど
休日◇年中無休 TEL◇0467-22-8501

◆別願寺ー上行寺:約20m(道路の向かい側)

上行寺

上行寺

小さいながら華麗なつくり

鎌倉時代後期に創建されました。本堂は、江戸時代中期に建てられた妙法寺の祖師堂を、1886(明治29)年に移築したものと伝えられています。 下町の雰囲気の濃い小さなお寺ですが、軒下の表欄間の龍の彫りものをはじめ、さまざまな飾り物が由緒の正しさを感じさせます。

【観光情報】
拝観料◇境内無料
時間◇9:00〜17:00
見学に要する時間◇5分〜10分ほど
休日◇年中無休 TEL◇0467-22-5381

◆上行寺ー安養院:約100m

安養院

安養院の日限地蔵

坂東三十三観音の第3番札所

安養院の前身は善導寺といいます。北条政子が源頼朝の菩提を弔うために建てた長楽寺が移ってきて合併し、北条政子の法名である安養院の名がつけられました。 坂東三十三観音の第3番札所であるため、仏閣めぐりが好きな人の間で静かな人気があります。写真は境内にある日限(ひぎり)地蔵。定めた日数のうちに願いをかなえてくれると言われています。

【観光情報】
拝観料◇100円
時間◇8:00〜16:30
見学に要する時間◇10分〜15分ほど
休日◇とくになし TEL◇0467-22-0806

◆安養院ー大宝寺:約400m

大宝寺

大宝寺

新羅三郎義光の住居跡と伝えられるお寺

大宝寺のある場所にはかつて新羅三郎と呼ばれた源義光の邸宅があり、その孫で佐竹氏の祖となった佐竹昌義が多福寺というお寺を建てました。 多福寺が衰退後、跡地に日蓮宗の僧、日出が再興したのが大宝寺です。お寺の左側の道を進むと墓地となっており、その一画に源義光のお墓があります。

【観光情報】
拝観料◇境内無料
時間◇9:00〜17:00
見学に要する時間◇10分〜15分ほど
休日◇年中無休 TEL◇0467-22-2973

◆大宝寺ー妙法寺:約400m

妙法寺

妙法寺

苔寺と呼ばれる美しいお寺

日蓮上人が安房から鎌倉へ出てきて、初めて草庵を結んだ地と伝えられます。いったんは荒廃したものの日叡によって再興されました。 苔の階段が美しく、別名を苔寺とも呼ばれています。5月のシャガや6月の紫陽花も印象的です。

【観光情報】
拝観料◇大人300円 小学生200円
時間◇9:30〜16:30/見学に要する時間◇20分〜50分ほど
休日◇7月〜9月と11月〜3月は、土日祝日以外は閉門
TEL◇0467-22-5813

妙法寺のくわしい情報はこちら

◆妙法寺ー安国論寺:約300m

安国論寺

安国論寺

日蓮上人ゆかりの情趣深いお寺

日蓮上人が伊豆へ流されたあと、1263年に許されて小さな庵を結んだ地とされています。境内には桃、しだれ桜、ツツジなど季節の花が植えられ、庭を美しく彩ります。 秋には紅葉がしみじみとした情趣をかもし出します。この観光コースの中では、やや大きなお寺です。

【観光情報】
拝観料◇100円
時間◇9:00〜17:00
見学に要する時間◇20分〜50分ほど
休日◇月曜日(祝日を除く) TEL◇0467-22-4825

安国論寺のくわしい情報はこちら

◆安国論寺ー「名越」バス停:約250m

【アクセス】
安国論寺からまっすぐ前方へ歩いていくと、大通りに出て「名越」バス停に至り、鎌倉へもどれます。
安国論寺を出て左へ曲がると長勝寺があり、「長勝寺」バス停からもどってもよいでしょう。

周辺の地図

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