英勝寺を散策

惣門と通用門

惣門 通用門

鎌倉駅西口から歩いてくると、惣門の前を通ります。惣門は常に閉じています。

英勝寺では、通用門が出入り口となっています。どことなく洋風な雰囲気があります。

境内の中心となる仏殿

仏殿

探訪チェック

ある程度の大きさのお寺では、一般に総門(惣門)から入り、山門(三門)を通って、境内の中央へ進んで行きます。
しかし、英勝寺の場合、通用門から入ります。いわば、お勝手口から入るわけです。お寺の方が日常過ごす部屋に近いところに、受付を置くためでしょう。
そのため仏殿と山門については、先に裏側から見て表側にまわりこむことになります。

仏殿は、英勝寺の中心的な建物です。屋根の下には建物を裳裾(もすそ)のように隠す裳階(もこし)というひさしがついています。

仏殿の軒を飾る十二支の彫刻

十二支の彫刻

仏殿の軒下には、十二支が彫られています。


仏殿のセミの金具・仏殿内部

セミの金具 阿弥陀如来像

仏殿を向こう側にまわりこむと、扉の下の方にセミの金具がついています。セミは7年間地中で暮して地上に出てくることから、「再生」の象徴となっています。

仏殿の中には、徳川家光の寄進によると伝わる阿弥陀如来像が安置されています。 台座の蓮の花は前のところが左右に割れており、自ら人々を救済に降りて来られる象徴とされています。

山門・鐘楼

山門 鐘楼

仏殿の向こう側には、山門が立っています。山門にも、仏殿と同じように美しい彫刻が施されています。

鐘楼の下部は、黒い木の板でおおわれています。袴(はかま)に似ていることから袴腰といいます。神奈川県内でも珍しいものです。

金毘羅宮・竹林

竹林 金毘羅宮

境内の奥には竹林があります。涼しげできれいです。

竹林の左手に、金毘羅宮がまつられています。おそらくお寺を守る神様とされたものと思われます。

三霊社権現

三霊社権現 三霊社権現の中

奥のがけに穴が掘られています。三霊社権現といいます。

穴の中には、入ることができます。暗がりに目が慣れてくると、石仏があるのに気がつきます。

早春の唐門・書院

唐門 嗣堂

唐門は、英勝寺を開いた英勝院の廟堂である嗣堂や竹林への入り口です。2月から3月初めごろには梅が咲いて、門を飾ります。

嗣堂は外側をトタンぶきの簡素な建物で保護されています。しかし、彩色画や彫刻は日光東照宮のミニチュア版のような華麗さで、神奈川県の重要文化財となっています。

梅が似合う英勝寺

梅咲く仏殿 嗣堂

色のない季節、梅が咲くと急に華やぎ、境内は典雅な雰囲気となります。

英勝寺では通用門前の梅がわりと早目に花開いて訪れる人を迎え、立ち去る人を見送ります。

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【英勝寺の観光情報】

●正式名称

英勝寺(えいしょうじ)

●宗派

浄土宗

●山号

東光山

●開基

英勝院

●開山

玉峯清因(ぎょくほうせいいん)
※水戸光圀の姉にあたります。

●創建年

1636(寛永13)年

●本尊

阿弥陀三尊像

●住所

〒248-0011
鎌倉市扇ガ谷1-16-3

●電話

0467-22-3534

●拝観料

300円

●見学に要する時間

20分〜30分ほど。

●拝観時間

9:00〜16:00

●休日

木曜日/不定休あり

●駐車場

なし

●車いすによる拝観

多少の段差はありますが、仏殿や山門付近までは可能。奥の方は困難です。


【英勝寺へのアクセス】

JR鎌倉駅西口から徒歩約850m。


【花歴】

花歴:スイセン

スイセン◇1月下旬〜2月中旬

花歴:梅

梅◇2月中旬〜3月中旬

花歴:桜

桜◇3月末〜4月初め

花歴:藤(白)

フジ◇4月下旬〜5月上旬

花歴:ツツジ・サツキ

ツツジ・サツキ
◇4月中旬〜5月下旬

花歴:アジサイ

アジサイ◇6月中旬〜下旬

花歴:サルスベリ

サルスベリ◇7月中旬〜9月上旬

花歴:ヒガンバナ

ヒガンバナ◇8月中旬〜9月中旬

花歴:フヨウ

フヨウ◇8月下旬〜9月下旬

花歴:紅葉

紅葉◇11月下旬〜12月上旬

花歴:ツバキ

ツバキ◇12月下旬〜2月下旬

※写真はイメージです。
※時期は年によって異なります。


【近くにある観光名所・史跡】
寿福寺
浄光明寺
海蔵寺