源頼朝 紫陽花で有名な成就院と江の電「長谷」駅を結ぶ坂の途中に、まるで時代劇にでも出てきそうな雰囲気の和菓子屋がある。江戸時代中期、元禄年間から300年以上続く老舗、力餅屋だ。 あまりにも雰囲気があるため、テレビドラマのロケ地として使われたこともある。

この店の看板メニューは、「権五郎力餅」。「ごんごろうちからもち」と読む。餅のまわりを上品なあんこで包んだというか、上から乗っけたというか、とにかくそういう菓子だ。
餅に替えて、ぎゅうひを使ったものもある。餅はその日のうちでないと堅くなり、食べられなくなってしまうので、お土産にするならぎゅうひを使ったものの方がよいかもしれん。 どちらもうまいが、ぎゅうひを使った方は三重県は伊勢の「赤福」に似ており、軽くていくらでも食べられる。餅を使った方は、ちょっとズシリと来る。個人的には、ぎゅうひを使った方が好きかな? しかし、「餅の方が好き」と言う人もいるだろう。

権五郎の名前は、近所の御霊神社で祭神としてまつられている鎌倉 権五郎 景正から来ている。鎌倉 権五郎 景正は、我が源氏の祖先、源義家に使えた剛勇の武士であった。 16歳で後三年の役に出陣し、左目を矢で射抜かれながらもひるむことなく敵を倒し、さらに仲間の武士の三浦為嗣(為継)が矢を抜いてやろうとして顔に足をかけたら怒って、無礼を謝らせて、矢を抜かせたと伝えられている。
ずいぶん気の強いヤツだが力も強かったようで、御霊神社には鎌倉 権五郎 景正が手玉に取ってふところに入れたという石が置いてある。
やがて「力持ち」と「力餅」のかけ言葉から神社に餅が供えられるようになり、力餅屋と権五郎力餅が生まれたのだろう。

ついでだが、御霊神社前の踏切は紫陽花と江の電を同時にカメラに収められる撮影ポイントとして知られる。紫陽花の時期には、ぜひ寄ってみてほしい。

※力餅はヨモギの若葉が伸びる4〜5月の一時期だけ、ヨモギ餅となります。

権五郎力餅(ぎゅうひ1個パック)

▲権五郎力餅のぎゅうひタイプの1個パックです。

権五郎力餅

▲ぎゅうひの上に、あずきあんが乗せてあります。

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【権五郎力餅】
保存:常温で(夏期は冷蔵庫)
賞味期限:
◇餅を使ったタイプ:当日中。
◇ぎゅうひを使ったタイプ:翌々日

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力餅家

【住所】〒248-0021
鎌倉市坂ノ下18-18
【TEL】0467-22-0513
【営業時間】9:00〜18:00
【定休日】水曜日・第3火曜日

力餅家

▲力餅家