源頼朝 陽雅堂は、おそらく一番人気の鎌倉彫の店だろう。人気の秘密は、ぶっちゃけ、立地による。鶴岡八幡宮の目の前なのだ。しかも、若宮大路の鎌倉駅側。
鎌倉駅を降りた人の波は小町通りと若宮大路に別れて鶴岡八幡宮へ向かう。一方、鶴岡八幡宮へ参拝した観光客の多くは若宮大路を真っ直ぐ鎌倉駅へ向かうか、途中で折れて小町通りに入る。その人の流れの結節点のような最高の場所にあるのだ。
鎌倉彫のような伝統工芸品にはやや古い印象があり、高価でもあるため、普通、店には客はなかなか入ってこないが、この店にだけは気軽に入ってくる。そのようすがガラス越しに見えるので、次の客もどんどん入ってくる。 客が少ない店だと買わないと悪いような気になってしまうが、この店では気にする必要はないから、気楽に見ていけばいい。

鎌倉時代には多くの寺が建てられて日本の僧と中国の僧の交流が進み、堆朱(ついしゅ)や堆黒(ついこく)と呼ばれる、塗り固めた漆に飾り彫りをした器物が入ってきた。それらを手本として、木彫りの装飾品がつくられるようになったのが、鎌倉彫の始まりである。
花鳥草木をモチーフとして大胆に表現したものが鎌倉彫の伝統的なデザインだが、今の人の感覚では重く古めかしいものに感じてしまうのも、事実。その点、この店では現代風にアレンジされた模様で、比較的気軽に買える履き物や箸なども多くそろえているのが、いい。 産業というものは、時代や人々の好みの変化に合わせて変わっていくべきものだからな。
鶴岡八幡宮に行ったら、店をのぞいてみよう。お気に入りの一品が見つかるかもしれない。

鎌倉彫の履き物

▲履き物は鎌倉彫の木彫りの風情を生かしたチャーミングなデザインで、高級感があります。

鎌倉彫の箸

▲箸(はし)は、鎌倉彫としては、比較的安く買えます。それでも、何千円かするものが多いです。

楊枝入れ

▲奥に並んでいるのは、七福神の楊枝入れ。手前はさじ。鎌倉彫らしい重みがあります。

鎌倉彫のお盆

▲伝統的な鎌倉彫のお盆です。値段も高価です。

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【鎌倉彫】
用途:記念品、部屋の調度品、結婚祝い、誕生日プレゼント、自分用など

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陽雅堂

【住所】〒248-0005
鎌倉市雪の下1-8-30
【TEL】0467-25-3736
【営業時間】9:00〜18:00
【定休日】無休

陽雅堂

▲陽雅堂
鶴岡八幡宮のすぐ前のため、いつも人だかりがしています。


陽雅堂の入り口

▲陽雅堂の入り口
おしゃれなブティックのようです。