
鎌倉を見守る大きな阿弥陀如来像
鎌倉大仏は、高徳院の境内に座っている大きな阿弥陀如来像です。源頼朝の侍女であった稲多野局(いだのつぼね)という老女が発起し、僧の浄光が資金集めを行ってつくったものと伝えられています。鎌倉幕府の援助があったかどうかは不明です。
大仏は初めは木造で、1238年に着工されて6年かけて完成されました。しかし、1247年に大風で倒れたため、浄光が再び資金集めを行い、1252年に青銅で鍛造が開始されました。完成年は不明です。
その際、大仏殿もつくられて建物の中に安置されましたが、大仏殿は大風で2度倒れ、さらに1498年には津波によって流失。その後は天をいただいて座る姿が定着し、鎌倉を代表する観光名所となっています。
鎌倉大仏は、高徳院の境内に座っている大きな阿弥陀如来像です。初めは木造でしたが、大風で倒れ、青銅で鍛造し直されました。
大仏を収納する大仏殿は1498年に津波によって流失し、現在では天をいただいて座る姿が定着しています。
【この観光名所を含む観光コース】
【隣接する観光コース】
▼地図は一番下にあります。
★料金・時間・休日などについては変更されることがあります。必ず公式HPまたは自治体のサイトで確認してください。
★入場・入館時間は、多くの場合、終了30分前までです。
★アクセス方法については、比較的わかりやすいものを掲載しています。ほかにもルートがある場合があります。
スポンサーリンク
高徳院の山門を入る
高徳院の参道を歩いていくと、まず出会うのは仁王門です。
仁王門には、山号の「大異山」と書かれた額が掲げられています。
山門の仁王
仁王門の中をよく見ると、その名の通り、仁王が立っています。
右側にも仁王が立っています。
手水舎でお浄めを
左手にお清めのための手水舎があります。ただし、向こうに大仏が見えるので、手水舎に気づかず、大仏をめざして歩いていく人がほとんどです。
遠くに鎌倉大仏が見えてきました。
鎌倉大仏
近くに寄ると、さすがに大きいです。
大仏の裏にまわると、蓮の花をイメージした4枚の蓮弁があります。江戸時代中期に台座を修復した際、32枚の蓮弁が並べられる予定でしたが、完成に至ったのは4枚だったそうです。
鎌倉大仏の胎内を見る
大仏の胎内には、入ることができます。鍛造技術の一端を目にする貴重な機会です。
大仏の胎内は、修学旅行生や遠足の小中学生、観光客にも人気です。
大仏殿礎石・与謝野晶子の歌碑
この平たい石は、創建当時、大仏殿を支えていた礎石です。礎石は、60基のうち56基が今も残されています。
裏の樹々の間に、与謝野晶子が鎌倉大仏を詠んだ歌碑が立っています。
「かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな」と刻まれています。
お守りの授与所・大わらじ
こちらはお守りの授与所。お守りのほかに、大仏の写真集なども売られています。
授与所のそばには、「全国をめぐって、人々を幸せに」という願いをこめて、茨城県の子ども会によって奉納された大わらじが掛けられています。
秋の鎌倉大仏と高徳院境内
こちらは秋の鎌倉大仏です。
大仏前の境内のススキがいい雰囲気を出しています。
高徳院の紅葉
紅葉はすごいというほどではありませんが、それでも秋はしみじみした風情となってきます。
売店前の樹も紅く染まっています。
【この観光名所を含む観光コース】
【隣接する観光コース】
★下のポイント名をクリックすると、地図の中央に表示されます。★
このページの名所:鎌倉大仏(高徳院)
近隣の名所:光則寺 長谷寺 由比ケ浜 大仏切通し
★隣接する「あじさいの名所、成就院周辺」の観光ポイント★
スポンサーリンク
スポンサーリンク